2018年2月2日金曜日

育児と介護の先にあるもの

育児と介護は似ていると言う人がいる。確かに似ている点は多い。身体的に自立していない人間を介助し生活を助けたり、夜は眠れないのは育児も介護も同じだ。そのことを最近毎日のように考えるようになった。

実はつい先ほどのことだが、ヒロのこの後ろ姿を見て涙が止まらなくなって困った。母が入浴サービスを受けていた時の後ろ姿を思い出したからだ。ラジオを聞くことしか楽しみのなかった母だが、入浴の日は本当に嬉しそうだった。湯船に入れてもらうこと、そしてこのサービスを提供してくれるヘルパーさんや看護師さんがとても楽しい人たちだったから、会話(母はほとんどしゃべることもできなかったが)を楽しみにしていたからだ。


個人的にはこんな尻だけのお風呂で寒くないのか、と思うが・・・

私は母が入浴しているところを見ないようにしていた。母の後ろ姿を見ると38歳の時から寝たきりになった母が哀れでたまらなくなり、ヘルパーさんたちの前で涙を我慢するのが大変だったからだ。

最近介護が始まりつつある友人たちが一様に持つ不安は、近いうちに親の自立度が下がってしまい、自分が日米を往復して助けないといけない時が来るのではないか、その時どう対処すればいいのか、というものだ。親が年老いて日に日に身体能力が低下していくのを目の当たりにするのはつらいものだ。

介護の先に待っているものは死だが、育児の先に待っているものは成長という喜びだということが一番大きな違いだろう。ヒロだって生後一週間ではこんなに弱々しい姿だったのだ。



なのに、5ヶ月半の今は・・・

成長し過ぎじゃね?

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