2018年1月31日水曜日

老後の拠点3 サンフランシスコとサンノゼ

Google Photoでヒロの写真を家族で共有している。ここでいう家族とは、私、夫、長男、サキ、そしてもちろん次男とマリーの6人だ。

昨日アップされた写真を見ると育休中の次男がバギーにヒロを入れて歩いている写真が多かった。一体何歩ぐらい歩いたのかと聞くと画像が送られてきた。


 なにしろヒロは手がかかる赤ん坊で、抱っこしていないとぐずる、バギーに入れて歩けるのは午前中だけ、午後は抱っこ紐でお父さんの体にくっついていればご機嫌という状態らしい。まあ、一人目の子供にはよくあることなのかもしれない。

だから、次男は毎日サンフランシスコの街を歩く。
Nob Hillからゴールデンゲートブリッジを望む


Pier39

Pier39のビーチ

姉からのクリスマスプレゼントのミキハウスのパーカを着せて、一旦寝たら目の部分にフード部分をかぶせると2時間ぐらい寝続けてくれる、ということ。

Lombard Street
ちょっと歩き過ぎでは?と聞くと、やはり最後のLombard Streetで足をくじいた、ということ。今日は少し散歩してヒロが寝たあとバルコニーに移動して、バギーに入れたまま自分は横に座っていると言う。屋外なら寝るけど屋内だとすぐ起きてしまうらしい。

サンフランシスコのマンションは120平米ぐらいで、2LDK+書斎というスペースなのだが、私と夫が滞在する時使う寝室はヒロが1歳になった時からヒロの部屋になってしまう。そうなったら私と夫がサンフランシスコにいる時に泊まる場所がなくなってしまう。

2018年の夏を目安にサンノゼの家とサンフランシスコのマンションをスイッチしようか、という話が次男から出てきた。つまりあと半年後ということだ。次男もマリーもサンフランシスコとサンノゼの中間で働いている。それは可能だ。猫たちも階段やあちこちの段差を喜ぶだろう。

が、私にはサンフランシスコに友人が一人もいない。サンフランシスコは老後の拠点になりうるかも、と考えてはいたがどうだろう。今週末いろいろなオプションを考えることになった。

二人(二匹)一緒なら、うちらどこにでも行きますさかい

2018年1月14日日曜日

老後の拠点2 村

It takes a village to raise a child.ということわざがある。つまり子供を育てるには村(コミュニティー)全体(村人)が関わる必要がある、そうしてやっと子供が一人前に育つという意味だ。

ヒロの育児に関して次男とマリーはやはり第一子だけにとても神経質だ。横で見ているだけで疲れる。新生児の頃は手がかからなかったヒロも、今ではかすかな音にも敏感だしお昼寝からは15分で起きてしまう。次のお昼寝まで次男、マリー、夫、私と交代で遊んで、眠くて悲鳴をあげるヒロを抱っこして30分ほど揺らしたあとやっと寝させる。

早朝の育児は仕事に行く前の次男担当

次男は、ヒロが夜なかなか寝つかないと対処法をオンラインで調べては試す。何もかもを一旦オンラインで調べて、ああでもないこうでもない、と二人で議論しているのだ。生後○○週はどういう問題がありうる、それに対処するには・・・などと調べてその通りにしようとする二人を見ていると呆れる。

誰かがそばにいないと寝なくなったヒロ

夜なかなか寝付かない赤ん坊(ヒロ)でもベビーベッドに入れて泣かせれば、1週間たたないうちにちゃんと寝付くようになる、と二人がリサーチして答えを出す。泣きわめくヒロをベビーベッドに入れる。3時間ノンストップで泣くヒロがかわいそうと、息を止めてモニターを見ながら泣く二人。でも、これが一番いい方法らしいから、と言いながらオンラインの子育てアドバイス通りにしようとする二人を見るとため息が出る。

泣き叫ぶヒロをモニターで見守る二人

私は口出しをしたくないから何も言わないが、百人の赤ん坊がいれば百の育児法があるのになあ、と呆れながらも手助けを要請されるとやはり手伝ってしまう。

マリーの産休と次男の育休のギャップの2日間、二人が仕事に行っている間夫と二人で育児したのだがもう私に育児は無理だ、とつくづく感じた。ヒロはあまりにも重くて抱っこして歩くだけでクタクタになってしまう。それにやはり自分の家ではないし気を使う。

最近は長男とサキも1週間単位で泊まり込んで手伝っているらしい。つまり6人からなる村でヒロを育てているわけだ。


ヒロに絵本を読む長男とサキ

私は日本から帰ってきたばかりなのに、もう日本に行きたくなっている。サンフランシスコにいても楽しいと感じなくなりつつある。京都や東京で朝起きたらモーニングを食べに行き、電車やバスに乗ってあちこちに行き散歩する、という生活が懐かしい。老後もしかしたら日本に住みたいかも、と思う気持ちが日に日に強くなってきている。子供達は子供達で家庭を持ち自立している(長男は近い将来)のだ。私たち夫婦はそこから遠く離れた日本に住む、という選択肢もありかもしれない、という気持ちは本物なんだろうか。

私はもう村を出たくなってきているのだろうか。

でもこの尻に愛着を持ち始めたのも確か

2018年1月7日日曜日

老後の拠点1 花のワルツ

社会人の1ヶ月の外出回数を調べたところ、20代が最も少なく70代を下回るそうだ。



そして自分が『ひきこもり』と認識する人も20代は6割を超えるらしい。



インターネットやスマホの普及で、買い物などの多くのことが自宅で完結できるようになったためだろう、と分析されている。



実は私も『ひきこもり』なのだ。



自宅にいると午後3時の時点で、歩数400歩という数字を見て驚くことが多い。



なにしろキッチンとソファの往復しかしないのだから、どんなにコレステロール値を下げたいなどと言ってもむずかしいだろう。



ところが、日本に行くとひきこもりにならない。



なにしろ楽しいことが多すぎる。

東京はどこを歩いても楽しい(桜田門)



一昨年までは介護のために日本に往復していたが、ほとんどひきこもり状態だった。



外出しても父の介護のための力を残しておかないといけない、とすぐ帰って来ていたのだ。



なのに、今は日本の魅力に改めて恋し始めた。



おそらく子供がいるアメリカから離れるのは難しいだろうと思う。



が、日本での老後もあるかも、と思い始めた。

丸の内にはクリスマスツリーが多く飾られていて綺麗だったが、
この飾り付けが一番好きだった
(法然院で気がついたが、なぜ最近写真を撮ると全て3度ほど曲がっているのか)



日本から帰国する前にクリスマスコンサートに行ったのだが、くるみ割り人形の『花のワルツ』を聴いていた時、突然涙が止まらなくなった。



父との別れ、そして将来の家族との別れを考えてしまったのだ。



涙はいつまでも止まらなかった。

この後満席になったクリスマスコンサート


しかし、翌日ユナイテッド航空のフライトチェックインをした時にはもっと泣けた。

$149で買ったとほくそ笑んでいた座席アップグレード料金は
フライト当日には$109まで値下がりしていた

2018年1月3日水曜日

超悪玉コレステロール

あけましておめでとうございます。



皆様、今年の抱負は何ですか?



私はですね、コレステロール値をドバッと下げることです。

2018年新年家族パーティ


どうも私のコレステロール値は危険な域にあるらしいということに気がついた。



姉からの情報によれば、超悪玉コレステロールというものがあり、正式名称はsd-LDL(small dense LDL:小型高密度LDL)コレステロールだそうだ。



これは血管の内壁にへばりついて動脈硬化を起こし、ひいては心筋梗塞とか脳梗塞の原因になるらしい。



170以上だと危険だそうなのに、私のはなんと180!




ちょっとビビっている。私の総コレステロール値260と言ったら新年会で長男婚約者サキ母に『エエエエエ〜〜!!』と驚かれた。



そうなのか、そんなに大変な数値なのか。





考えてみると日本では食べ続けて毎日お腹いっぱいの状態だった。



毎日モーニングに行っては甘いパンを食べまくっていた。


三条通文化博物館の前にあるPAULの
モーニング540円


ランチには、植物園の隣にあるインザグリーンの、ポークチョップランチなど平気で食べていたのだ。

植物園を見ながらのランチは1000円ぐらい



どうもこういう食生活と動かないという生活習慣により中性脂肪が激増し、100近くあったHDLが79まで減り、コレステロール値は260前後になったらしい。



このままでは動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞を発症するだろう。




とにかく今年の目標はLDLと中性脂肪値を下げる、ということ。



新年のパーティもお刺身中心にした。

食べ物を見てヨダレを垂らすマゴ



食べ物の匂いに陶酔してヨダレを垂らすネコ