2018年11月22日木曜日

ストッキング ファイナル

日照リニモマケズ
煙ニモマケナイ
丈夫ナカラダヲモチ
欲ハアルガ
決シテ瞋ラズ
一日ニ三個ノパント
少シバカリノ野菜ヲ食ベテ
イツモシヅカニワラッテヰル
ホメラレモセズ
苦ニモサレズ
ナニゴトモシッカリ計画ヲ立テ
明日ガサンクスギビング
明後日ガニホンニ飛ブ日デモ
アワテルコトモナク
オチツイタカンレキーズ
サウイフモノニ
ワタシハナリタイ

トハイエ

ギリギリジャネ?

2018年11月17日土曜日

赤い太陽

これはやばいかも、と思った。

サンフランシスコが近づいて来た時、突然車の右側に現れた太陽を見た時だ。

もうサンフランシスコ湾も見えない
写真ではわからないが、太陽は全体がこの赤い輪っかの色だった


数日後に日本に向けて出発するので、どうしても今日中にスーツケースをサンフランシスコに運んでおきたい。たまたまサンフランシスコで会議のある夫と一緒に、スーツケースを車に積んで早朝サンノゼを出たのだった。

自宅近辺昨日の午後
いつも青々としている山並みが煙で見えなかった

今朝7時のサンフランシスコ空港近辺
標識の文字が読めない

1週間前からAQI(Air Quality Index)という大気汚染指数を見るのが日課になっていたが、サンフランシスコでは昨日初めて危険な指数を表す紫になった。

11月12日サンフランシスコは赤、サンノゼはオレンジ色

11月16日サンフランシスコは紫、サンノゼは赤になった

空気清浄機が手に入らない。サンフランシスコのマンションにはあるのだが保育所には置いてない、と心配そうにしている次男に、マンションにある清浄機を保育所に持って行かせた。

幼い子供は肺が小さいので危険だそうだ

午前中はまだマシだったが、午後は部屋の中にいても煙が臭うようになってきた。同じマンションの住人によると、今出張中なのだが部屋に置いてあるダイソンの空気清浄機をアプリで確認すると、室内にもかかわらず汚染は危険な数値まで上がっているということ。



困った。もっと高性能の空気清浄機が必要だ。サンノゼにも一台必要だ。アマゾンなどで注文しても、現在配達に遅れがありいつ届くかわからない状態だ。

次男からメッセージが入った。職場も煙くなってきたので早引きしてあちこちのお店を廻っている。が、Target、 Home Depot、 Bed, Bath and Beyond、 Office Depot、 Best Buyなど5軒のお店はどこも売り切れ、これから他のお店を探すということだ。サンノゼの家にも1台買ってほしいと頼む。

家族の間でメッセージが飛び交う。普段メッセージを送っても返事がない長男からもこの数日はすぐ返信がある。やはり危機感を持っているのだろう。

次男は果たしてどこかで空気清浄機を今日中に見つけることができるのだろうか。

待つしかない。どこかで見つけて買ってくることを祈りながら、N95というマスクをして待つ。

まさか家の中でもマスクが必要になるとは夢にも思わなかった

しかし困った。外出できないと暇を持て余して困ることがあるのだ。




マスクをはずしては、ひっきりなしに間食をすること

2018年11月9日金曜日

劣化

このところ自分の劣化がすさまじいスピードで起きていることに気がついていた。

特に激しく劣化したのは脳と外見(薄毛、全身シワだらけ、顔!)だ。

一年に一度の眼科検診に行った。結膜出血の原因も知りたかったし、右目の涙のことを聞きたかった。とにかく日中、特に午後になると右目から出る涙が止まらない。今までのお医者さんにはドライアイと言われていたが、それが原因ではないと確信していた。

歩いて5分のところにある病院


今日会った新しい眼科医には詳しく調べてもらった。そして原因がやっとわかった。そしてそれは衝撃的なものだった。

なんと右目の瞼のたるみのせいだということ!

ここ7、8年ほど瞼のたるみが進行していることには気がついていたが、右目のたるみはより顕著だった。それが原因だということ。涙が出るduct、つまり導管がたるんだ瞼によって外気にさらされて、それが刺激になり涙が出るのだということ。

つまり、『あなたはおばあちゃんなんですよ』というお墨付きを与えられたわけだ。

『眼瞼下垂手術で治りますか?(保険で瞼のたるみを治してくれますか?という期待をこめて)』と聞いたが、そこまでひどいわけではない(本当はひどいはず)、と言われる。

勿論その晩したことはパックです。

パックは生まれて初めて
それもLa Mer


知る人ぞ知るLa Merという6枚パックで$150というセレブしか買えないようなパック。これは友人からもらったものだ。1枚$25のパックなんて私が買えるわけがない。

顔に載せて8分間待つとものらしいが、20分つけておいたらもっと効果があるかもしれない。読書しながら待つことにした。

悲しいかな、読書するにもパックの上に老眼鏡が必要なのだ!


それにしても1回で$25なんてありえない。終わったあと折りたたんでジップロックに入れた。


あと2回使おう

2018年11月3日土曜日

6日間

237。

さて、この数字が示すものは何でしょうか。

普通の人が見るとビビる数値、でも私が見ると喜ぶ数値。

そう。これは一昨日受けた血液検査で出たコレステロール値である。

数年間私のコレステロール値は260から270だったのだから、237というのは『おお!いい数値が出たぞ』と安心する数字なのだ。

1年半前と1年前の数値との比較表


10月25日に主治医から『血液検査を受けてください。』とメールが来た。よし、31日に受けることにしよう、それまで6日間で数値を改善しようと考えた。そして私が毎日食べたもの、それは納豆。それも朝晩1パックずつ。

そして6日間歩いた。目も不調だったので刺繍を中断して6000歩から1万歩歩いた。

その結果、LDL/HDL比は1.58になったのだ(自慢げに)。

検査が終わった途端、カプチーノ(ドトールカプチーノ3杯分ぐらい)と
特大クロワッサンを食べに行った


結論。ちゃんと運動して食生活に気をつければ血液サラサラになるのだ。

いや、違う。私の結論はちょっと違う。

6日間我慢すればオッケー!

2018年11月2日金曜日

あさりパスタ

家出するか・・・。

今日はずっとそればかり考えていた。

先々週、集中して刺繍を続けた。夜遅くまで続けた。

90%できた
(もう数ヶ月そう思っている)


翌朝起きたら目がパンクしていた。前夜『なんだか目がパンクしそうなほど疲れたなあ。』と思っていたのだが、やはり夜中にパンクしたらしい。



刺繍はやめた。目の方が大事だ。

年を取ったせいかそういう無理をすると結膜が出血するらしい。

なのに、サンフランシスコにはせっせと通っている。毎週サンフランシスコには大体3泊して我が家に帰ってくる。ところが最近はそれに加えて、ヒロを連れた次男とマリーが我が家に週末来るようになった。

3人で無心に遊んでいる


今週末も明後日土曜日に来るということだ。私は今日サンノゼに帰ってきたところなのに。帰る前にはマリーが「え〜、今日帰るの?土曜日までここにいて、サンノゼには一緒に移動しましょうよ。」と言う。私がいることで、仕事から帰った時夕食ができているのがマリーには何より嬉しいらしい。

このところシリコンバレーの渋滞はひどくなる一方で、
サンフランシスコまでは片道1時間20分ぐらい運転する

冗談じゃない。毎日夕食のメニューを考えるだけで疲れる。彼らは甘え過ぎだ。

ちなみに今日はサンフランシスコを出る前に、チキンのつくね、
ナスの煮物、甘酢玉ねぎ、ほうれん草の和え物、果物を用意して来た


それにヒロがこのところドッと成長した。14ヶ月にして身長は80センチをゆうに超え、体重は14キロ。爆発的にしゃべるようになり、自我も発達して激しい気性が見えてきた。

ハロウィーンには鮭寿司になった

サンノゼに3人が来ない週末は長男とサキが次男たちを訪問して育児を手伝うことも多い。私が日本にいる間は、彼らが1週間泊まりがけで手伝う。先々週はお料理好きの長男がパスタメーカーを持参してきてあさりのパスタを作ったらしい。あさりはサンフランシスコのミッション地区にある、新鮮なシーフードで有名なお店のものだということ。



昨日マリーが言った。

「あの感動するほどおいしいパスタをまた食べたい。パスタメーカーを借りましょうよ。」だと。「日曜日にお姉ちゃんとお姉ちゃんのボーイフレンド、それからお母さんも来るから作ってあげればちょうどいいんじゃない?あさりはまたあのお店に朝早く買いに行きましょう。」と次男に言っている。

それを聞いて、お〜、いいアイデアだと単純に思っていた私。なんとおめでたいことか。

今日サンノゼに向かって運転していた時、突然黒い感情がムクムクと湧いてきた。

マリー母、姉、姉ボーイフレンドはしょっちゅう次男とマリーのマンションを訪れ、私は彼らをいつもいつもを食べさせている。彼らが、そして次男やマリーが一度として私に、あるいは長男たちに何かを食べさせてくれたことはあったか!私に食べさせたい、とケーキ一つ買って来てくれたことがあったか!

否!!

サンクスギビングには、マリー母、マリー姉、姉ボーイフレンド、ボーイフレンド両親、ボーイフレンド兄、兄嫁、子供2人、マリー叔母家族の計12人が大挙して我が家に押しかけて来る予定だ。私はその翌朝日本に向かって飛ぶ。そのことも頭が痛い。

次男、マリー、私は言いたい。

そのパスタは私に食べさせるべきじゃね?

2018年10月15日月曜日

宣伝

今朝もまた行ってしまった。例のカフェ。


Morning Gloryというマフィンは甘さ控えめとはいえ、
日本のマフィンには完全に負けている


帰るとすぐ刺繍に取り掛かる。なにしろ『気分』になっている時どんどん進めていかないと、また『気分じゃなく』なってしまう。今のうちにできるだけ続けないと。

が、間違いに気がついてまたほどくことで時間を失う。

なにしろアメリカの印刷技術はすさまじく悪い。ピアノの楽譜を買った時びっくりしたのだが、はっきり印刷されていない音符があちこちにある、楽譜のページがどんどん外れていく(つまり製本技術もひどい)。

矢印部分は明確な記号が判別できない部分
赤は推測できるが、緑はハートか三角か推測できない

こういう判別不能部分がそこらじゅうにある


老眼も加わって間違いが増える。

例えばこの兵隊さんの足部分


こうして記号を見極める時間と、ほどく時間が加わることでこのストッキングにかけた総時間数はかなりのものになりそうだ。

星にも2種類あって緑矢印部分はダークブルー
赤矢印部分はゴールド
この見分けがついていなかった
故にダークブルーで刺してしまった部分
上からゴールドを刺したが、これもやはりやり直ししないといけないだろう


が、その姿を家族は目撃していない。ほとんどは自宅に一人でいる時に刺繍しているからだ。

姑のクリスマスストッキングは、出来上がったものを義兄がコロラドからサンフランシスコに出張の折持ってきてくれた。無口な夫と違い、口から生まれたような義兄は『ママが作ったこのストッキングはものすごく緻密に作成されていて、このビーズの数だけでも見てみろ。もうすさまじい時間がかかってるんだぞ。ママはさすがだな。こんなすばらしいストッキングを作るなんて。ほらほらほら。』とノンストップで宣伝するんである。

決して悪い人ではないが、義兄に接していると『男のおばさん』という言葉がいつも頭に浮かんでくる。

一方、私がこんなに時間を費やしていることを知る家族はいない。ほとんどは一人の時刺しているからだ。

夜は夫がいる前で刺すこともあるが、私がシコシコ手芸をしている姿が夫の視野に入っても、そこから『何を作っているんだろう』とか『手芸も大変なんだな』という思考が展開がしていくわけではない。私の姿はキッチンにあるテーブルやお鍋と同じく、景色の一つとしてしか夫の脳には登録されていないはずだ。

日々老眼がますますひどくなり夜になると目がかすみ、肩こりで背中は鉄板状態になっていてもう限界なんだけど〜、と心の中では思っているが夫にそれを言うわけでもない。

だからここで宣伝させてください。

ほらほらほら

2018年10月14日日曜日

またまた七面鳥

30年来の友人Mと近所のカフェに入ってみた。外から見るとなんでもないカフェが、入ってみると意外に落ち着く空間で、二人で空間を褒めちぎり、中で焼いているパンの香りを褒めちぎり、今度は朝食にも来てみようねともう盛り上がりまくった。

ここには日参しそう


ピーツよりもおしゃれな空間だし、落ち着くし、ピーツほどエアコン効いてないからゆっくりいられるし・・・と新しい発見に興奮して二人とも我を忘れる。

奥の方では自家製パンを焼いている


Mは荻窪で生まれ育った台湾系日本人で、15歳の時カリフォルニアに家族で移住してくるまでは中華学校に通ったということだ。

だから、昨日の私の中国語メッセージを見てもらった。

これが昨夜私の書いた中国語メッセージ


なんと、私のいい加減な中国語でも意図はちゃんと理解してもらえるだろう、と言う。

が、後半はちょっと誤解を生まないでもない『誘っているような』いやらしい文だ、ということ。

そりゃ困る。いくらなんでも自分の年齢の倍ぐらいの高齢女性からアプローチされている?とジャックさんは思わないだろうが、やはりちゃんとした中国語を知っておきたい。

Mが書いてくれたのは以下だ。

謝礼云々部分は入っていないが


私は中学までしか中華学校に通ってないから、稚拙な構文だと思うけど、と言うM。

『這工作?』

なんとなくこの正しい中国語の方が少しいやらしいような印象がないでもない。が、『這工作』はこのお店という意味だそう。

そんなことを思い出しながら夕方近所を歩いていたら、またターキー(七面鳥)の大群に遭遇した。先週話した友人が『ターキーだってあまり近づいたら危険かもね。』と言っていたことを思い出し不安になる。

向こうも私を意識しているのが感じられる


彼らを刺激しないように、そろそろと離れた方がいいかも。ちょっと汗ばんだ私の体臭からは、カフェでMと食べたランチの匂いもほのかに漂って来ているような気もする。

やばいかも

2018年10月13日土曜日

中国語

サンフランシスコから2日前に帰ってきて自宅でくつろいでいる。

いいですね〜いいですね〜。自宅っていいですね〜。

が!エコノミークラス症候群にかかりそうだ。

なにしろ今日も刺繍を3時間ほどしたのだが、このマス目に刺すのはどの色?と判別することに2時間半は費やしていると思う。なのにまた間違っている。そしてその間、手と目は使っているが足は全く使っていない。


グリーン矢印部分は一番薄いpale blueという色を使うべきが、
light blueを使ってしまっていた
写真のあと2種類の糸はblueとdark blue
オレンジ矢印部分は一段間違っていた


昨日も刺繍をしていたせいで出かけていない。夜iPhoneの歩数計を見てびっくり。

友人にこのスクリーンを送ったら『私の歩数はもっと少ない』と
返事があり安心してしまった


さて、あなたの家には『いつか整理しよう』箱、ありますか?
こういうのですね。

捨てられないものからレシートから

が、この中からとんでもない物が見つかった。

このところ使っていなかったお財布


なんと!$20札が5枚入っていた!!
しかし何かの目的があって入れた$100ではなかろうか
思い出せないのが怖い

嬉しくなってマッサージに行ってきた。

マッサージパーラーではこの半年ジャックさんを指名している。今までいろんな人にマッサージしてもらったが、ジャックさんが一番私には合っている。だから、チップを多くあげるせいか、ジャックさんは私のことを覚えてくれていて、毎回私が何も言わなくても望み通りのマッサージをしてくれる。

こういうマッサージパーラーで働く人たちはすぐ辞めてしまうことだけがとても心配だ。この料金でここまで上手な人はなかなか見つからないのではないだろうか。サンフランシスコで時々行くタイ式マッサージなんて$100もするのにイマイチだ。

ジャックさんに聞きたい。ここを辞めたら私の家に個人的に出張マッサージに来てくれませんか?

が、ジャックさん、中国語しかしゃべれないようで全く英語が通じない。

『あなたが万が一ここを辞めたとしても、私の家にマッサージに来てくれますか?ちゃんとそれなりのお金は払います。』と言いたいが、中国語では何と言うのだろうか。翻訳アプリは信用できない。何とか自分の意思が通じるようにメモして渡せないものだろうか。

帰宅して作文してみた。今度この画面をジャックさんに見せてみよう。

通じないような気もする・・・