2016年2月20日土曜日

2文字

『結婚』という2文字は重い意味を持つ。それは『恋愛』ではなく『遊び』でもない。それは『家庭』での『生活』であり、その家庭を『安住』の場にするために、夫婦は『鍛錬』『修行』を重ねる。恋愛感情がなくなったあと、夫婦にとって相手の存在が『空気』になればまだいいが、『苦痛』あるいは『拷問』になるところもあるだろう。

次男が結婚する前『その結婚待った!』と何度も思ったが、次男は結婚したのだ。それなら二人が一緒に成熟していき、『幸せ』な家庭を作ってほしいと思うのは親なら当たり前だろう。

シェード取り付けの日にCalTrainでサンフランシスコに行ったと書いた。行くとその日のうちに帰るのももったいないし疲れるし、と一泊してくる。そもそも1LDKを探していた時、次男が提案したのだ。家族が毎週遊びに来れるように2LDKにして、いずれは私と夫が老後ここでリタイヤしたら?と。だから2LDKを買った。それでも、やはり新婚家庭の邪魔をしている、という意識に苛まれるので再来週以降あまりマンションには行かないようにするつもり。

とにかく、二人が仕事から帰宅すると、私はなるべくベッドルームにこもるようにするのだが、やはりどうしても次男とマリーの様子がよく見えてくる。

ラーメンを仲睦まじく食べる二人
結婚後髪を耳の下で切ったマリー

見えてくると、やはり問題も目につき『これで、二人一生を共にできるのか?』と不安になる。だが、それでは典型的な嫁姑不仲につながってしまう。今は子離れする時なのだ。自分の子供だって短所はいっぱいあるはずだ。だから、二人が結婚生活によって違う文化を『融合』し、『我慢』を学びながら『成長』していかせればいい。自分の子供がかわいそう、と子供かわいい目線でばかり見ると、成長をはばんでしまう。

だから、昨日次男とマリーが仕事のあと、うちに来た時も二人の険悪な雰囲気には介入したくなかった。二人は我が家に残っているマリーの荷物を整理して、マンションに持って行くために帰ってきたのだ。でも、二人は一切口をきかない。

マリーの好物の小型コロッケ、また作りましたよ
しばらくして、マリーが私のところに来て泣く。喧嘩の原因をしゃくりあげながら私に訴える。次男が自分の職場に迎えに来てくれた時、自分が大声で個人的な話を次男にした。次男は職場の皆がいるところで個人的な話はしたくない、と怒った。皆と言ったって同僚と掃除夫さんだけしかいなかったのに、とその時の状況を話してくれるのだが、実際の様子はよくわからない。

一人で夕食をとるマリーの背中を見ると
いじらしく感じる

が、なんとなく次男の怒った理由も察することができる。働き始めたばかりのマリーは、職場での常識がしっかり理解できていない、ということもありうる。

あかんあかん、またここで次男よりに考えてしまう。

が、ファミリールームのソファで一晩寝るという次男に
風邪ひかないか、疲れないかと心配になる
結婚生活に介入してはいけない。二人で解決していってほしい。子離れするのだ。成長させるのだ。

姑として言いたい2文字はただ一つ。

いつ?

2016年2月19日金曜日

歩く

車を修理に出した。明日見積もりが出るそうだが、大体7営業日かかるということ。その間レンタカーが借りられるのだが、レンタル料金として保険会社からは1日21ドルが支払われる。レンタカーは1日41ドル。つまり、明日2月19日から3月1日まで借りると差額$20x12日で240ドル。プラス車にかける保険などを入れると350ドルはくだらない。

窓に書かれた修理が必要な項目

だから、車なしで12日間どうにかやりくりすることにした。まず明日金曜日は家にひきこもって、いい機会だから掃除洗濯整理して、物を捨てることに励む。土日は夫も家にいるので、夫の車を使う。

問題は来週だ。月曜日の朝CalTrainでサンフランシスコに行き、4日間ぐらいはマンションで生活することを考えている。マリーは姑がいても大丈夫なのだろうか。聞いてみた。姑がいるわずらわしさより、仕事から帰った時夕食ができている、という喜びの方が大きいようだ(今のところ)。来週の実際のマリーの気持ちは定かではないが。

駅からマンションまではカフェやレストランが多い

サンフランシスコでは車がなくても生活できる。その昔CalTrain駅周辺はゲットー(Ghetto)と呼ばれていた。つまり、スラム街ということだ。2000年にジャイアンツの球場AT&T Parkができて全てが変わった。今ではIT企業で働くテッキーが住む地域になっている。

CalTrain駅からマーケットストリートの間は
地下鉄工事であちこち閉鎖されている

一昨日はマンションのウィンドウシェードの取り付けのためにCalTrainでサンフランシスコに行った。サンフランシスコに電車で行くのは3度目だが、サンノゼ駅から乗るのも一苦労だ。なにしろ日本のように、親切な表示は殆どない。一体どのプラットフォームから出るのかさっぱりわからない。

赤い屋根のがBaby Bulletと呼ばれる快速

上はサンフランシスコ駅だが、よく見ると電車の横に小さく4:33などと書いてある電光掲示板がある。日本の駅のように、アナウンスが頻繁にあるわけでもなく、慣れるまではどれに乗ればいいのか迷う。大体改札口もないのだ。

これはサンノゼダウンタウン駅
通勤客が多く、朝夕は通勤客が途切れない
電車の中は立っている人もいるほど混む

サンフランシスコ駅ではプラットフォームから
駅構内に入るまで時間がかかる
それほど通勤客で混雑する

駅からは歩く人、駅前にある電停から
Muniに乗り換える人などテッキー(に見える)が多い

ところで、シェードだが、まずリビングルームに6つ、マスターベッドルームに1つ、ゲストルームに3つ取り付けることになっていた。が、リビングルームの1つはサイズが間違っていて、取り付けられない。まあ、一度で全てがぴったりと取り付けられるとしたら奇跡だな、とは思っていたので、あまりがっかりもしなかったのだが。

シェード(ブラインド?)はオフホワイトの布
この客間は3枚で手動
リビングは4枚が上げ下げが電動、2枚が手動
マスターベッドルームは大きな1枚布で電動
計10枚で$4000ぐらい(取り付け料金込み)

日本では毎日父のホームに歩いて行ったり、ご飯を食べに京都駅に行ったりして1万歩は歩いていた。サンノゼにいると2千歩いかないこともある。エクササイズのために、と意識して家の周囲や山に歩きに行かない限り、1日座って過ごすことになる。が、サンフランシスコにいると毎日1万歩は軽い。

友人の誰かが言っていた。『日本ではどこかに行くために歩くでしょ?やっぱり到達点があると歩くよね。だからサンフランシスコなら歩く意欲がわくんじゃない?』と。なるほど〜、と感心した。言えてる。

到達点

2016年2月14日日曜日

引っ越しの日

終わり良ければすべて良し、と言うが、サンフランシスコのマンションに入居はできたものの、一連の契約がまだ終わったとは言えない。この煩雑な手続きに関してはまた改めて書く。

集合住宅にはHOAつまりHome Owner's Associationというものがある。マンションの管理組合だ。このルールがすさまじい。『マジ?』と言いたいぐらいのルールだ。何しろこのマンションには200戸以上の部屋があり、2つのロビーに座っているコンシェルジェ、駐車場係員、そしてまだ工事も続いているせいか掃除夫、屋上プールやジムのメンテナンスの人たちが働いている。

マンションのパーティルーム

やはりサンフランシスコは都会なのだろう。セキュリティのためにこれだけの人員が必要なことに驚く。安心感はあるが、HOAの決めた色々なルールの契約書を提出するたびに、このコンシェルジェと駐車係の人たちとの接触が結構あり、それはそれでストレスなのだ。なにしろ、ブラインドをつけるのにも、荷物を預かってもらうにも、家族が訪問するにも、全て登録書類を提出しておかないといけない。

そして一番困るのが3時間の時間枠しかもらえない引っ越し(トラックを停めるところが決められていて、そこを使うには予約が必要。引っ越し会社も決められた所しか使えない。)一方家具を買ったお店からの配達時間枠は8時間なので、マンションが決めた3時間枠に収められない。

マンションの引っ越し時間枠は1分でも過ぎたら作業を中断する、という契約に署名しないといけないのだ。だから、結局トラックを借りて自分たちでするしかない。これが思いの外大変な作業になってしまった。

レンタルしたトラック

なにしろRestoration Hardwareの倉庫のセールで買った家具はアラミダ(Alameda)という街にあり、サンフランシスコからはベイブリッジを通って対岸に行かないといけない。行きはヨイヨイ帰りは怖い、なのだ。週末サンフランシスコに観光に来る人が多いので、サンフランシスコからアラミダに行くには27分しかかからないのに、アラミダからサンフランシスコに帰ってくるには渋滞が激しく1時間かかる。

アラミダはベイブリッジを渡って対岸にある

トラックのレンタルは土曜日9時から日曜日の9時まで。まず朝10時にサンフランシスコから次男とマリーがトラックで家に帰ってきた。計画性のない二人がバラバラの荷物を積み終えたのが11時半。マンションから家は片道100キロ。サンフランシスコ到着は12時半。その後閉店時刻が18時のアラミダのお店には3往復しないといけない。ソファ、机、ダイニングテーブルはどれも大きいので、トラックには一つずつしか積めないからだ。積み込みと往復で各2時間かかる。つまり、連続3往復しても終わるのは18時半。

Costcoに次男とマリーの新しいベットを買いに行きたいのだが、こちらも閉店時刻は18時。ということは無理だという計算になる。全てはトラックをレンタルしている1日ですませないといけない。なにしろレンタル料金は220ドルだ。24時間を1時間でも過ぎると料金は440ドルになる。

だから走った。怪我をするくらい走った。1月に日本で買ったジーンズが破れるほど走った。

この損失が一番つらい

結局アラミダのお店では、大型家具を全てトラックに積んでくれて1往復ですんだ。Costcoにも間に合った。家には2往復する予定だったが、1往復だけで皆疲れ切ってしまったので、積み込めなかったタンスは次回に持ち越しだ。が、とりあえず無事すんだ。

さすがプロ
倉庫では3つの大型家具をトラックに積み込んでくれた
右下がソファ、左下が机、机の上にダイニングテーブル

良かった。220ドルのトラックレンタル料金だけですんだのだ。

グレーのソファは私のために買ったものだが、
次男たちが注文したソファができあがる5月まで貸すことにした

書斎スペースに机をセットアップした状態
左側の本棚は去年Ethan Allenの倉庫セールで買ったもの

いや、それは早計だった。作業が終わって道に駐車してあった車を移動しに行ったら、68ドルの駐車違反切符がフロントガラスにつけられていた。

続・ウェルカム TO サンフランシスコ

2016年2月11日木曜日

Closing, Funding, Recording 2/2

午後1時50分にタイトルカンパニーのエージェントSさんが来た。こちらは夫、私、不動産業者の友人M、そして次男、マリーがテーブルを囲む。アメリカの太った白人女性によくある、とても明るい人だ。

事情を話すと、よろしい、引き渡しが月曜日にできるかどうかは約束できないけど、できるだけのことをします。契約が終わり次第サンフランシスコのオフィスに配達をしてもらい、銀行から資金が入り次第市役所に行って登記します。登記は1日に数軒しかできない、という決まりがあるので間に合うかどうかはわからない。でも、月曜日に登記がすみ入居できる、という可能性はあります。

次男の車にはとりあえず初日に必要な物を詰めた
でも、そのためには$1500ぐらい足りない。だから今日中にタイトルカンパニーにそれをワイヤーできますか?ということ。銀行に電話すると土曜日は夕方6時までの営業だそうだ。署名が全て終わったあと夫と銀行に行きワイヤーで大事をとって$2000送金した。

そして、タイトルカンパニーには『施工主との引き渡しの約束は月曜日午後2時です。円滑な取り引きができるよう、多めに送金しました。』とメールを送る。もう何があっても月曜日に入居してやる!という気分だ。契約日は、10月、11月、12月、2月3日、16日、3日、8日と何度も変更になったのだ。もうこれ以上は許容範囲を超えている。


そして、月曜日が来た。タイトルカンパニーからメールが来た。銀行から資金が降り次第登記をします。登記の時刻は予測できません、だそうだ。もう登記できてなくてもいい。意地だ。午後2時には引き渡し場所に行くのだ。今日中にどうにか入居してやる!という気持ちだ。実際にはそれは無理なのだが、もうこれ以上じっとしていられない。

マリーの会社でマリーを待つ次男
多くのIT企業ではvalet parking(つまり駐車係が
出勤した社員の車を駐車場に持っていく)を採用している
赤い傘の下にいるのが駐車係

1時半にマンションに到着。2時に引き渡しが行われることになっています、と有無を言わせない態度で担当者に連絡してもらうことにした。担当者はタイトルカンパニーに電話。まだ登記はすんでいない。3時まで待ってください、と言われた。鍵は渡せないがもう部屋には入ってもいいです、と入れてくれる。

マンションのロビーで担当者を待つ

遂に3時過ぎに登記がすみました、と電話があり鍵を渡された。アメリカではこうでもしないと、どの人も他の機関を責めるだけで、実際にはいつ入居できたことやら。

歩いて10分のところにある評判のいいピザのお店で、ピザとサラダをテイクアウトして来て食べた。長い一日だったが、どうにか入居できたことに安堵する。これからはカフェ、電停、スーパー、レストラン、病院など多くが徒歩圏内にある。二人は楽しい日々を送ることだろう。



家具は一つもないが、今晩からここで暮らすという二人

が、ピザとサラダだけで$62だったことにショックを受ける。

ウエルカム  TO  サンフランシスコ

2016年2月10日水曜日

Closing, Funding, Recording 1/2

マンションの契約日が二転三転し、家具の配達、インターネット接続、ベットの調達などの変更をするために、次男は毎日のようにあちこちに電話しないといけない状態である、と書いた。それも何度も変更を重ねる電話だ。

なにしろマンションは規則が厳しく、家具の配達も木曜日の朝8時から11時までの間に完了しないといけない、というように言い渡される。お店からの配達の時間帯をそれに合わせるために次男は毎日職場から電話を何度もかけていたようだ。それも変更のたびにマンションの時間枠と配達の時間枠を合わせないといけない。が、二つを合わせることは不可能に近い。

が、最終的にやっと2月6日の契約、そして8日の引き渡しが決定した。

まずはタイトルカンパニー(Title Company)と2月6日に契約する(closing)。銀行から資金がタイトルカンパニーに支払われる(funding)。そしてタイトルカンパニーが役所で登記する(recording)。契約は6日だが土曜日なので、登記は月曜日に行なわれる。つまり引き渡しの日。市役所で登記するにも1日に登記は数軒しか受け付けないので、8日に引き渡しがあるかどうかは確約されない。しかも銀行からちゃんと資金が午前中支払われるかどうかもわからない。

タイトルカンパニーというのは登記代行会社と言えばいいのだろうか。日本にはないシステムだが、アメリカでは不動産を購入すると、登記はこのタイトルカンパニーを通してする。だから、不動産の買い主は銀行にローンを申請するが、銀行はタイトルカンパニーに支払いをする。

6日の契約の前にAlamedaにあるRestoration Hardwareの
倉庫セールに行った

つまり、私たちの場合A施工主からマンションを買う。話を簡単にするためにマンションは$500Kとしよう。20%$100Kが頭金、残りの$400Kはローンにする。A施工主が指定したW銀行に、私たちはローンの申請をする。申請書類を全て提出するが、W銀行は『あ、そうそう、そういえばあれも提出してください』『あ、今度はこれも』と何度も何度も追加書類をリクエストしてくる。それはもう既に提出済みの書類も多い。だからどれがもう提出済みで、どれがまだか毎回見極めないといけない。数十通のメールが飛び交う。

頭金が払えるかどうか証明しないといけないので、預金証明を提出する。今までにも何度もあったことだが、銀行は提出済みのの書類を当たり前のように紛失する。日本だとありえないことだろう。以前にもある銀行を通じてローンを組み替えた時、提出した膨大な書類を紛失したので新たに提出してください、と通知が来たことがある。それも続けて2度もだ。

広大な倉庫に並ぶ家具は70%オフになったものもある

とにかく、すったもんだの末タイトルカンパニーに提出する書類が届いた。2月6日にエージェントが我が家に来て、その人の説明を受けながら私たちが最終契約書類に全て署名して終了ということだ。契約時には色々な費用が発生するのだが、その費用はタイトルカンパニーに支払うもの、銀行に支払う利子、施工主に支払うHOA(Home Owner's Association)つまり管理費、固定資産税、エージェント派遣費が300ドルなどなど合計は目をむくような金額になる。

次男が家で仕事をする時のために買った机は全て金属製

とにかく頭金プラスこの諸費用を含めた金額を小切手を作ってエージェントに渡すか、ワイヤーでタイトルカンパニーに送金してください、ということだ。夫がW銀行で小切手を用意した。タイトルカンパニーから契約前に送られてきた書類に提示された金額ぴったりの小切手だ。

ところが、契約直前に不動産業者の友人Mに書類を見せたところ、大問題があることがわかった。書類上では銀行のミスで契約日が2月16日になっている。つまりこれでは引き渡しは16日以降になってしまう。8日に引き渡しの予定なら、契約日は8日になっていないといけない。なぜなら契約書は16日以降の利子計算になっていて、提示された金額では足りなく契約できないからだ。

8日に入居したいなら、8日からの利子等を支払わない限り引き渡しは決して行われない、とMが言う。その足りない8日分の差額は1500ドルぐらい。それなら現金を払えばいいのではないか、と思ったが、現金は受け付けない。タイトルカンパニー宛の小切手かワイヤー送金じゃないと絶対に絶対にダメだということ。

ついでに私もソファを買ってしまった
これはマンションの客間用(つまり自分用)

ここでキレそうになった。時刻は土曜日の午後1時半。エージェントが来るのは午後2時。銀行は土曜日午後2時に閉まるはずだ。わざわざ土曜日に$300支払ってまでも契約をすませようとしたのは、月曜日に入居したかったからだ。火曜日以降予約している家具配達手続きなどをまたキャンセルして、4度目の変更をしたくない(これは全てマンションに住む予定の次男担当)。しかもギリギリの変更はペナルティもかかる。だが、契約書のミスのために$1500が足りない。

ところで2年前の母の日のエントリーで、一番好きな部屋の
写真を載せた

これはW銀行が書類作成の際に犯したミスで、それを見過ごしたタイトルカンパニーのミスでもある。しかしそもそもこういうミスが起きたのは、A施工主が何度も契約日を変更したからだ。

上の写真は見せたことがないのに、
次男が選んだダイニングテーブルはこれ
部屋のイメージの類似性に驚く(大げさ)
次男と私は性格や好みがとても似ている

やっぱり『ありえね〜』なのだ。

2016年2月6日土曜日

『ありえね〜』こと

気持ちがアップ&ダウンすることをアメリカではemotional rollercoasterと言う。つまり感情のジェットコースターという意味だ。今週はそれに近いものを味わっている。

サンフランシスコのマンションには去年の11月に入居するはずだった。10月に『予定より早く完成します。入居は10月後半から順次始まります。』とお知らせメールが来た。だから次男の結婚式はナパバレーかサンフランシスコでして、その後マンションで披露宴パーティをするはずだった。

少し遅れそうです、とメールが来た。結婚式には間に合わないが、クリスマスパーティはマンションでできるね、と喜び合った。またメールが来た。引き渡しが大幅に遅れます、契約日は2月3日になりました、ということだ。8月にサンフランシスコのアパートを引き払って我が家に住み始めた次男とマリーの滞在は、3ヶ月の予定だったのが半年になった。

リビングに戻ってきた二人の荷物

階段脇にも置いてある

2階廊下にも

家中に何かが置いてある

だが、いよいよ2月3日が近づいてきた。もう次男とマリーの興奮はピークに近づきつつある。私も契約日に間に合うように2月1日に帰国した。

1日の夕方、契約日は2週間延期になりました、3連休のあとの2月16日です、とメールが突然来る。2月7日はスーパーボールがベイエリアの新しいスタジアムである。サンフランシスコでは水曜日からセレブがコンサートをしたり、毎日イベントがあり全国からフットボールファンが集まる。ベイエリアの渋滞は今週ピークの状態だ。

全国から来るファンは1週間単位でベイエリアに滞在するから、ホテルは軒並み売り切れ状態だ。一生に一度のお祭り騒ぎで、次男は2月3日に契約がすんで翌日入居したら、引越しとこのイベントに参加するために職場には休暇願いを出していた。

全てキャンセルになった。家具の配達、アマゾンからのたくさんの小包の配達、インターネットの設置、引越しトラックの予約はキャンセル。何よりもフェリービルに歩いて行き、毎日イベントを楽しむという夢が砕かれた。それもちゃんとした理由とは思えないようなことでだ。サンフランシスコ市から入居許可が下りないという理由だった。

内覧会は2週間前にあったが
これはガレージ

仕方ない。16日でいいです、と署名して返信した。ところが2月3日の朝また施工主からメールが来る。False alarm!ということだ。つまり『人騒がせな誤報でした〜』なんて感じだ。予定どおり契約は行われます、などと書いてある。最初の予定では契約は午後3時半に始まるはずだ。果たして3時半に契約はあるのだろうか。なかった。その日は一日中電話とメールの往復だけで終わった。

自分の仕事に責任を持たないアメリカ人は多い。日本ではありえない、こういう一連の出来事にフラストレーションがはたまるばかりだ。一体どうすればいいのか。契約はいつ、どこであるのだ。

昨日またメールが来た。契約は明日2月6日にあるということだが、もう信用しないことにした。実際に書類に署名するまではもう何が起きるかわからない。


日本に行く前私が作って行った
スープはまだ冷蔵庫にあった
一つだけわかっている。マンションはあっという間にゴミ箱になるだろう。

2016年2月3日水曜日

ポジティブな出来事

介護をする時一番大事なのは、何でもポジティブに考えるようにすることだと思う。それは多くの場合むずかしい。先が見えないから『体力が続くのか、お金が続くのか、自分が病気になったら誰が世話をするのか』などなど将来のことを心配する。どんどんネガティブになっていく。

Count your blessings(自分が恵まれている点を数えてごらんなさい。)というアメリカの格言をいつも考えるようにしている。本当にいい言葉だと思う。母がいつもポジティブであったように。

薬害で視力を失った母は、編み物ができることに感謝し続けた。できなくなっても、しゃべれることを楽しんでいた。最後の数年間はそれもできなくなってしまったが、それでも食べ物をおいしい、と思えることに感謝していた。

だから、母を荼毘に付した時、ポジティブな母はどんなメッセージを残しているかな、と思ったのだった。

今日は、アメリカに30時間あまり前に帰ってきてから起きたポジティブな出来事を数えている。

  1. 次男とマリーの引越し準備で私の寝室に置いてあった荷物を片付けたら、結婚式後ホテルに置いてきてしまった、と思っていた私のサンダルが見つかった。
    ゴミの下から出てきた
  2. Ann Taylorの70%オフセールで、セーターが$19.88、スカートが$29.88で買えた。
    計$50ちょっと
  3. サンフランシスコのマンションの契約日は明日のはずだったのに、昨日の夕方突然施工主からメールが来て、2週間後に延期されましたと一方的に通達された。大丈夫。頭金の支払い日が2週間伸びたと考えよう。
    もうジムもできているのに
今日は幸せな気分だ。ポジティブでいられるのはいいことだ。


だから、さっき車をガレージの壁にぶつけて凹ませてしまったが、私自身は凹んでいない。ポジティブに考えるのだ。

明日からのブログネタができた

2016年2月2日火曜日

それはある日突然訪れる

父は一緒にいる間中何かしゃべっている。が、唇も舌もちゃんと動いていない。だから聞き取るのがむずかしく、何を言っているかは半分以上推測しないといけなくなった。そんな父をホームに置いて日本を出るのは本当につらい。

スーパーで買って持って行ってあげるぜんざいは、
毎日自分で食べられる


でも、夫、長男、次男、マリーと4人が毎日食事の支度をするのも大変だろうなと思うと、やっぱり1ヶ月以上は日本にいられない。大人になっているのに、子供は子供なのだ。目の前にいる限りいつまでも気になる。だから今日1ヶ月ぶりに我が家に帰ってきた。

帰りは夜の便なので比較的楽

次男とマリーは2月4日にマンションに引っ越すが、まだ長男がいる。29歳なのにやっぱり気になる。仕事から帰って食事の支度をする元気はないだろうし、一体何を毎日食べているのか。冷蔵庫の中にはこんな食べ物が入っていた。

チキン照り焼き、チキンのから揚げ、チキン丼、塩鮭、
とんかつサンドが冷蔵庫にはいっていた
野菜ナシ
やはり主婦も娘もいない家は、食事作りをする人もいず留守にしにくい。かといって父のことも放ってはおけないし。しばらくはまだこの日米往復が続きそうだ。

サンフランシスコのマンションの内覧会も終わった
次男は今週仕事を休んで引越しの準備をする
と思っていたら、突然ニュースが入った。長男が家を出ます、という。ガールフレンドが母と二人で住む家に引っ越すそうだ。それも今週中には出ると言う。準備ができたらガールフレンドと二人でアパートを借りて住み、結婚の方向で考えるそうだ。急にこの家は空の巣になるのだ。

考えてみると子育ての期間なんてあっという間だ

息子たちは仕事もしているし、一人は結婚しもう一人も結婚間近なのにやはり寂しい。突然知らされるとショックなものなのだろう。

いや、今日はもっとショックなことがあった。1月31日24時をもってユナイテッド航空のゴールド会員からシルバー会員に降格してしまったのだ。

そして来年は平民・・・