2015年9月1日火曜日

ドレスショッピング

結婚式に着るドレスを用意するのが面倒でたまらない。式は花嫁付き添い人が4人、花婿付き添い人が4人。最初は1人ずつの予定だったが、マリーの希望で一人二人と増えていった。これは人数を揃えないといけないので、全部で8人。

身内だけの結婚式なので、あとはお互いの家族、つまりマリーの両親とニューヨークにいる伯父さん、ロスガトスに住む叔母さんと叔母さんの家族2人。こちらは夫と私、そして日本から姉、イーストベイに住む夫の姉F、そして花嫁付き添い人のマリー姉と、花婿付き添い人の長男。写真家を含み20人ぐらいに抑えたいそうだ。

このメンバーが決まるまでもかなりの葛藤があったらしい。なにしろ結婚式に招待されることが何よりも好きなアメリカ人も多い。二人の友人たちから自分は招待されるのか、という質問がテキストメッセージで毎日のように送られてくる。それならいっそのこと友人は招かない式にしよう、ということで小さな結婚式ということでおさまったようだ。これは良し。

今の時点で決まったのはウェディングドレスのみ。あとは誰が二人を結婚させるのか、食事は誰が用意するのか、写真はどこで撮るのか、など何も決まっていない。私が何か手伝うにしても9月中旬に日本に行き5週間滞在するので、実質準備期間は1ヶ月半しかない。とにかく日本に向けて発つ前に、少なくとも自分が着るドレスは用意しておきたい。しかし、一体何を着ればいいのか。ガーデンウェディングなので、カジュアルな式になる。Nordstromに行って相談してみた。

Δ『タブーとなるのはどんなドレス?』

β まず、白とアイボリーはいけない。それからブライズメイドの着るドレスと同色はダメ。花嫁の母と同じ色も避けた方がいい。

マリーに聞いたところ、ブライズメイドのドレスはまだ決めてないが、色は紫がかったグレーだと思うと言う。マリー母は私がどんな色の洋服を着ても全く気にしないはずだ、とも。

Δ『素材にタブーはある?』

β ない。どんな素材でもいい。特にガーデンウェディングならカジュアルでも大丈夫。

友人Fや友人Yとあちこち回ってみたが、寸胴の私にはなかなか似合うドレスがない。オンラインで見つけたワンピースを何枚か取り寄せてみた。

まず、これ。Nordstromのオンラインショッピング。150ドル。


カリフォルニアではなんでもあり、とはいえ、これは強烈なピンクで却下。膝丈ならまだしも、ピンクの分量が多すぎる。

次はこれ。Saks Fifth Avenueのセールで75%オフで見つけたマックスマーラ。200ドル。



胸開きが大きい。首と胸の年齢があらわになる。そもそも、花嫁付き添い人は紫がかったグレーのドレスと言ってなかったか?でも、それもまだ決まってないそうだ。早よ決めんか!

そして3番目の候補。同じくマックスマーラのグレーワンピース。75%オフ。200ドル。



しかし、これは届いたものを着てみるとキツイのなんの。


オンラインで見た時は、⇧こうだったのだ。何かちょっと違いません?マックスマーラのデザイナーも、寸胴のおばさんが着ることは想定していなかったと思う。腕、お腹がパツパツだ。息を目一杯吸い込んでみる。


それでもこれ⇧。あと3ヶ月で痩せられるかもしれない。これを一番の候補にしておくか?

と思いながらふと見えた自分の後ろ姿。



肩甲骨から首にかけて、そしてお尻のあたりなどすごい貫禄。年齢が如実に表れている。年取った(熟成した?)ボンレスハムという感じ。

またオンラインに戻る。Saks Fifth Avenueはまだ大きなセールをしている。これはどうだ?シルク100%なのに、プロモーション番号を入れると税込116ドルになった。オンラインショッピングは危険だ。カード番号を入力すると簡単に買えてしまう。


はい、モデルが着るから素敵なのだということは、すでに認識できています。私が着るとこうはいかないことも知っています。それが何か?

あああ!あることに気がついた。

これって白?

それよりももっと大事なことに気がついた。

ノースリーブばかり買ったけど(夏の終わりのセールなのだから当たり前)、結婚式は11月28日なのでした。