実はマリーがサンノゼでインターン(見習い)として仕事をすることになったのだ。大学を卒業しても仕事の経験がないと、就職するのはなかなかむずかしい。だから、大学在学中に生徒たちはインターンとして、自分の進みたい分野での仕事の経験を積んでおく。以前は無給だったが、最近は景気が良くなったのでいくらか支払われることが多い。
マリーはデジタルマーケティングの会社に面接に行き、ものすごく気に入られた。グラフィックデザインの分野で、化粧品のパッケージをデザインしたり、ウェブをデザインする。マリーの得意分野だ。Verbena Chocolatというチョコレートのパッケージは、去年マリーがデザインしたものだが、サンフランシスコのフェリービルのお店などで、売られている。
このパッケージをデザインした |
マリーがこれから勤めるのは小さな会社だが、だからこそいろんな経験が積めるし、仕事の内容はマリーがいずれしてみたいと思っていたものだ。その上お給料までもらえる。このチャンスを逃すのはあまりにも惜しい。
だから、サンノゼは遠いがこの仕事を受けることにした。今のアパートはサンフランシスコのダウンタウンにある。そこから通うのはあまりにも大変だ。だから、マリーはサンノゼに引っ越す、つまり我が家から通うのが一番いいという結論になった。となると、次男もサンノゼに帰るしかない。コンドーの完成の11月までは、二人は我が家から職場に通う。
6ヶ月間この部屋でまた生活する |
だからと言って700ドルのルブタンの靴を、 今から試し履きせんでええ! (と思うのは姑根性?) |