2015年4月9日木曜日

脳梗塞

日本で次男やマリーを毎日食事に連れて行き、一緒になって食べまくった。健康でいるためには腹八分目と言われる。それどころか50歳を過ぎたら腹六分目でいい、と言う人もいる。なのに、毎日腹十二分目ぐらい食べてしまった。

毎日脂っぽいものを食べた

デザートも


当然体重が増えた。体重だけではなくお腹に浮き輪ができてしまった。いや、もともと浮き輪はありましたよ。ところが、その浮き輪が垂れ下がるようになったのだ。先週ジャージー素材のワンピースをを買ったのだが、これを着ると浮き輪がはっきり見える。背中のハミ肉もよくわかる。お尻には座布団を入れているようだ。歯を磨く時、この座布団がブルブルと震える。歩くと座布団が背後霊のように後ろをついて来る。

これはまだマシな写真
はっきり写っているのは、とても公開できません

これはやばい。見た目も悪いがこういう脂肪が身体にいいわけがない。どうにかしないと、と悩んでいたら久しぶりにOからメッセージが入った。去年の夏、大学時代一番の仲良しだった男友だちOと再会し、久しぶりだったせいか最初話がはずんだ。が、その後時々メールで話したものの、今はお互いに世界も違うし段々会話がかみ合わなくなっていた。このまま疎遠かなと思いながらも、いつかお花見に一緒に行こうと社交辞令を言い合って、連絡を取らないまま時間が過ぎた。

Oからのメッセージは『脳梗塞で入院しています。』だった。驚いた。右半身が麻痺、今は言語と身体のリハビリの毎日だそうだ。実はOはタバコを1日2箱吸うし、お酒もかなり飲む。「俺はなあ、別に長生きせんでもええんや。そやし、好きなことしてポックリ死ぬんや。」といつも言っていた。「ポックリ死ぬならええけど、脳梗塞起こすよ。」という私の忠告などどこ吹く風だ。それが数ヶ月後に本当に起こしてしまった。ショックだった。

あんなに元気だったOが突然半身麻痺になって、さぞかし気落ちしているだろう。それでも3ヶ月後にはかなりリハビリの効果が出ているはず、と言いながらリハビリの写真を送ってくる。ポジティブな様子にホッとする。

自分たちがそういう年代になったのだ、と改めて認識した。自分のお腹の浮き輪も笑い事ではすまない。Oの働いている奥さんはこれから介護もあるだろう、大学生と高校生の子供たちも大変だなあと思う。タバコと飲酒をやめないと脳梗塞を起こすよ、と忠告したことに何故か責任を感じる。いらぬ予言をしたみたいで、心苦しい。

Oが送ってきた言語リハビリ用歌の写真

この夏はOのお見舞いに行こうと思う。