2014年11月30日日曜日

クリスマスの憂鬱

サンクスギビングの日、スーパーやカフェは開いているが、他のお店は軒並み閉店している。翌朝は5時、6時に開店し一年に一度の大きなセールが始まる。開店時刻は毎年どんどん早くなり、今やサンクスギビングの日の夜6時に開店というお店も多いらしい。

夕べは久しぶりの雨
裏庭の石にここまで雨水がたまったのは久しぶり

とにかくこの時期の憂鬱なこと。子供たちが小さい時は、どんなクリスマスプレゼントをあげれば喜ぶかな、と考えるだけでウキウキしていたのに。ツリーにする木を切りに行き、飾り付けをするのも楽しみで楽しみで、毎年サンクスギビングが終わるのが待ちきれなかった。クリスマスが終わるとツリーを片付けてしまうのが本当に悲しかったものなのに。

今日食べたAquisのメキシカンChicken Taquitos

この飲み物 Aquis Swirl がすごかった
3㌢ほど飲んだだけでフラフラになるほどのアルコール度
サングリア、マルガリータ、パッションフルーツジュースのミックス

年を取るということはこうまで正反対の考え方をするようになるのか、と驚くばかり。ツリーを出すのが憂鬱。お店が混むのが憂鬱。道が混むのが憂鬱。クリスマスソングを聞くだけで憂鬱。今ではツリーなんか12月26日にさっさと閉まってしまうもんね。

でもツリーの飾り付けが今日やっと完成。



と思いきや・・・

裏側

わっはっは。

2014年11月29日土曜日

昨日のサンクスギビングは次男のガールフレンド、マリーの家に集まった。家族4人招待されていたが、長男は自分のガールフレンドSの家で、Sの母と3人で食事をする、といつものように日曜日の夜中まで帰らないと言いながら出かけて行った。長男がいないのはなんとも寂しい。あ〜あ、こっちに来ればいいのに、という気持ちが心の奥底に残っていたのだろう。

マリーの家には20人以上集まっていたが、誰も彼もが温かい人たちで居心地がよく、いつまでも帰りたくないぐらいだった。笑わない瞬間がないほど、皆がとことん明るい。マリーの底抜けの明るさはこの中で培われたのだなあ、と納得する。

今回持って行ったものはチキンとビーフのバーベキューと

赤ワイン2本と白ワイン1本

ハム、ターキー、スープ、スタッフィング、麺類、パン、数々のデザート

前日次男と二人だけの時に話したのだが、次男はいずれマリーと結婚して、自分の両親(つまり私と夫)と一緒に住みたいと思っているらしい。サンフランシスコのコンドーを売って、郊外に離れのある家かマスターベットルームが2つある家を買って一緒に住もうと言う。マリーもそういう夢を持っているということだ。共稼ぎ、母がお料理をして子守りをしながら待っている、という図を思い描いているのだろう。

そう言ってくれるのはとても嬉しいが、二つの問題がある。一つ目はマリーが気を使うだろうから、いい関係を保つために一緒には住みたくないこと。二つ目はやはり縛られる生活をしたくないことだ。やっと子供たちが自立して、自分の好きなことができる時が来るのに、食事を作ったり子守りをしたくない。

大笑いをするマリー

それにいずれは日本にも拠点がほしいなあ、と思っているところだ。真夏と真冬はサンフランシスに住みながら、日本の便利さを楽しみながらおいしいものを食べるという生活、一応そういう夢を持っているわけだ。

マリーの家にいた小さな子供たちはかわいいが、やはり孫がほしいという気持ちは全くない。自分の子供が産まれるまでは、子供もほしいとは思わなかった。なのに産まれた途端、目の中に入れても痛くないというのはこういう存在なのかとびっくりした。だから、孫は孫でかわいいのだろう。

それでも、やはり自由でいたい。孫の子守りがあるから友人と会うのもやめて帰らないといけない、という生活は想像できない。次男は家に住んでいないが、長男がいない週末など食事作りから解放されて、本当に楽になったもんだ、とやっと自由を謳歌し始めたところなのに・・・

そう考えながら、クリスマスツリーを組み立てた。

毎年クリスマス前が一番憂鬱

大きな箱に入ったツリーと飾りを夫に半地下から出してもらって、毎年忘れてしまう組み立て方をどうにか思い出してツリーができた。こんなに簡単な組み立て方を来年は忘れるもんか、と思うのに毎年忘れている。できたツリーにライトを点灯すると、ある部分は電球が切れているらしく点灯しない。


問題の枝
ライトが点灯しない
疲れた。もう飾りをつける気力が残っていない。息子たちが幼い時は嬉々として飾りをつけてくれたものだが、今は友人たちと出かけるのに忙しい。ため息が出る。

ここで挫折

やっぱり要るかも、孫・・・

2014年11月25日火曜日

崩壊

日本からサンノゼに帰ってほぼ1週間。1週間前私の世界はパーフェクトだった。

サンフランシスコ空港はいいお天気。日本は寒かったがベイエリアは青空が広がっている。空港から直接サンフランシスコで働いている次男の会社に行き、ランチを一緒に食べた。次男は職場の環境に大満足だ。来年完成のコンドーの話をして、将来への夢に満ちあふれている。
次男の職場は自由な雰囲気が魅力的だ

社食は無料
帰宅すると家は片付いている。夜仕事を終えて帰宅した長男は、私が日本から買って帰って来た天むすとカツサンドをおいしそうに食べながら、ジャイアンツの話をする。夫は全てにおいて許容的で文句というものを言わない。

友人Mは豚まんを持って来てくれるし、友人Yも一刻も早く会っておしゃべりしたい、と言ってくれる。決して友人の数は多くないが、もう長いこと付き合っていてお互いに信頼している。お金持ちではないが日々の生活に困ることもない。幸せだ。

なのに、その翌日から世界が崩壊し始めた。これからどうやって残りの人生を生きていけばいいのかわからない。むなしくてむなしくて仕方ない。心の中にぽっかりと大きな穴が開いてしまったようで、文字通り胸が痛むのだ。

サンタナロー
あちこちにクリスマスツリーがある
コンドーが完成したら頭金のことで不安になるだろう。夫とも喧嘩するかもしれない。コンドーを買うんじゃなかった。

長男の仕事はうまく行っているとは言えない。シリコンバレーは住みにくいから、オースティン(テキサス)に引っ越すと言っている。

次男は仕事に満足しているが、会社自体は株価もどん底で今後存続できるのか、という状態だ。

父のアルツハイマーも進行して、もう1年生きているのかどうかわからない。いずれも新しい出来事ではない。この状態はずっと同じで先週から何も変化はない。なのに、先週はポジティブだった気分が、一気に暗転して自分でもうつ病なのだろうか、と思うほど何もかもが悲しくて仕方ない。

とてもきれいな飾り付け

日本では父の世話という仕事がある。ホームに行くとものすごく暗い気持ちになるが、それでも父の役に立っているという達成感があるのだ。ところがこちらに帰って来ると、誰かの役に立っているという満足感が全くない。週末家に帰っていた次男にその話をしたら、真剣な顔で聞いている。

"What's left for me?"「この先私の人生に(いいことが)何か残っているの?」と次男に聞いた。次男は間髪入れずに "grandchild" と言う。う〜ん、それは考えられない、と私が言うと "dog?" とのこと。いや、それもナシ。姪のアプだけで充分。

今朝もやはり重苦しい気分だったので、映画を観に行くことにした。このところ観たいと思っていたThe Theory of Everythingだ。これは大学院生の時筋萎縮性側索硬化症にかかり、車椅子で生活する理論物理学者スティーブン・ホーキングの人生についての映画だ。今サンタナローで上映している。一人で映画館に行くのは初めてだが、友人たちは皆仕事をしていて平日は忙しい。寂しいけど勇気を出して一人で行くと、映画館は殆どが一人で来た人ばかりだ。

映画はおもしろかった。スティーブン・ホーキングはすばらしいユーモアのセンスを持つ魅力的な人物だ。この映画は彼の前妻の書いた本に基づいて作られたものだ。前妻がホーキングと離婚して他の男性と結婚したことへの言い訳として書かれたのか、とも思える部分が多いがまあいいだろう。

久しぶりのピーツ

映画館の前にあるピーツに入り、興味深いホーキングについて調べてみた。彼は名言をたくさん残している。その中の一つにあった子供たちへの言葉。やはりこれか。『仕事を絶対あきらめてはいけない。仕事は目的と意義を与えてくれる。それがなくなると人生は空っぽだ。』

結局毎回同じ結論に辿り着く。仕事をしていないということは自己評価が落ちてしまうのだ。自分の存在意義がないように感じてしまうんだよなあ、と考えながら友人からのメールを開ける。友人Yと私が好きなブランドのコートがセールになっている、と言うメールだ。ほしい!とアドレナリンがブンブン出る。しかし、と考える。ピーツのWiFiでクレジットカード情報を入力するのははばかられる。よし、帰宅してからすぐ注文しよう。なんだか幸せになった。

ところが帰ってコートのサイトを見たら、もう私のサイズがなかった。セールになるとあっという間に売り切れるのだ。

ほしかったコート

世界は完全に崩壊した。

2014年11月23日日曜日

記憶スケッチ

次男がレンタカーを借りて家に帰って来た。マリーと一緒だ。友人のパーティに行くためらしいが、仕事のことで父親に相談したいこともあったようだ。マリーと険悪になることも何度かあったようで、ちょっと息抜きも必要だったのだろう。なにしろ狭いワンルームに二人で住んでいるのだ。よくお互いに我慢してるなあ、と思う。

シーフードレストラン、携帯電話のお店、スターバックスと廻ったあと映画『プラダを着た悪魔』を4人で見て盛り上がる。長男は週末になるとガールフレンドの家に行くので4人しかいないが、まるでお正月のような気分だ。ついでにゲームもすることにした。

帆立貝のパスタ
ロブスターサンドイッチ


蟹サラダ
シーフードバーベキュー

今日のゲームは『記憶スケッチゲーム』。与えられた題材を記憶に頼ってスケッチするゲームだ。しかし、いざ紙を配って題材を与えようと思っても、何も浮かんで来ない。浮かんで来るのは『サザエさん』の波平。この人たち、誰もサザエさんを知らない。やっと浮かんで来たのが『パンダ』だった。

4人でスケッチを交換して爆笑になる。これ結構性格が表れるのだ。

私のパンダ
なんだかアプに似ている
黒いところの塗りつぶし方がいい加減

次男のパンダ
母親に似てやはり手抜き

笹を食べているマリーのパンダ
一番うまい 
夫のパンダ
誰よりも時間をかけて細部までこだわる
しかし、これを見てパンダだと思う人がいるだろうか

もう一枚ずつ紙を配ったのだが、次の題材を思いつくことができない。考えた末出て来たのは何故か『小便小僧』。

私の『小便小僧』
正確に描かねば、しかしどうするか、と
迷いが見てとれる

マリーの『小便小僧』
ダントツにうまい

次男の『小便小僧』
まあ、かわいいと言えよう
そして延々と描いている夫。とにかく手抜きがなかなかできない性格なのだ。『もうよろしい』と紙を取り上げてみると・・・


火を吹く伊丹十三、というか・・・

2014年11月20日木曜日

達成感

13回目と思っていた昨日の旅は、今年11回目の日米移動だったようだ。2月、4月、7月、9月、10月に日本に移動、1月、3月、5月、8月、10月、11月に帰国。やはり11回目だ。年内にもう一度日本に行くので、これで12回。6往復になる。

日本に行く時のフライトは長時間かかるが、着いてからは時差ぼけをしない。朝早く目が覚めるし、夕方は5時前後がだるい。それでも日常生活に支障が出るほどではない。サンノゼに帰った時は問題だ。毎日夕方までだるい。

さて、今回の日本ではたくさんのことを達成した。まずは、最初の頃父は吸い飲みで10cc飲むのも大変だったが、3週間後にはコップで飲めるようになり、父の意識も清明になることが多かった。





母が短期間しか使わなかった自立援助ベットをホームに持ち込んだ。今後父が食堂に行くのをいやがる時でも、ベットを90度回転させて足も降ろし完全な椅子にすることで、スタッフによる食事介助を簡単にするのが目的だ。

回転ベット
業者によるベット移動


車椅子

車椅子の状態も調べてもらった。修理ができ次第、これは宅配便でホームに搬入してもらう。

廃棄センター

地下室も片付けて、100㌔近くのゴミも廃棄センターに持ち込んだ。

12月の始めからは地下室増築分の解体工事も始まるが、そのための業者との話し合い、契約も全てすんだ。

気になっていた下水パイプも工事がすみ、キッチンの水栓も新しくなった。これも数年間修理が必要と思いながらなかなかできなかったプロジェクトだった。

ネズミはまだ出ていないが、一応駆除の業者に予防措置もしてもらった。

森先生の診察で父の状態がはっきりしたし、CT検査などで身体的な問題がないこともわかった。

CT検査
ホームの作業療法士K先生にも何度か会い、いい話もできた。父はこのリハビリの時間が何よりも好きなようだ。なにしろこのK先生は20代半ばぐらいだが、悪気というものが一切ないとびきり明るい性格で、父のようなむずかしい性格の患者ともうまくやっていける人だ。(会うたびにこういう人が長男と結婚してくれないかなあ、などと思ってしまったりして。)

作業療法士によるリハビリ
さて、今回はいつもの日本滞在と少し違うことをした。毎日ホームに行く前にカフェでランチを食べ、帰り道はコーヒーゼリーなどのデザートを食べて帰宅する。これが良い息抜きになったのではないか、と思う。

ホームに行く前のランチ

ホームのあとのデザート
コーヒーゼリー

時々紅葉を見にお寺に行ったのも良かったかもしれない。

3度行った醍醐寺

とにかく達成感のあることはすばらしいことだ。飛行機代と時差ぼけによる身体へのダメージも価値があったというものだ。

そうそう、もう一つの達成。

アプのトレーニング

大きな達成!

でもないか。

2014年11月19日水曜日

シートグールー

首都圏が『エラい』と思うのはこういうのを見た時だ。

空きコインロッカーの検索機
電車の中でグリーン席料金支払済を示すシステム


友人Rと行った横浜の海の見える公園
京都には絶対ないこんな景色がなにげに広がる

レストランにベット(としか思えない椅子)が並ぶ
どうやら人気らしい

この抜け感のある横浜の景色はサンフランシスコに似ている

こんな高層ビル、京都にはありません

段々東京とその近郊の移動に慣れて来たなあ、と嬉しくなる。PASMOでグリーン券を買って、電車の中で天井にタッチしてグリーンのライトを点灯させる、という一連の動きに自分でもうっとり。スムーズだ。段々都会の人になってきたぞ。

成田空港には早めに行って、タリーズカフェで宇治抹茶クリームなんぞ飲んで、ソファでくつろぐとなんだか旅慣れているような気がする。

実は今年13回目の飛行機なのにパッキングが下手
大きな荷物を2つも持って東京から成田までヨロヨロと移動した

それにしても今回の成田からの帰りのフライトは久しぶりに疲れた。このところ空席の多い飛行機で、3席使いながら飛んでいたのだが、今回は違った。エコノミープラスの席を取っていたが、搭乗寸前になってスタンバイの人でほぼ満席になってしまった。搭乗口のカウンターに行き、通路席で隣が空席の座席に替えてくださいと頼む。スマホのユナイテッドアプリで、2カ所あるのを確認していたのだ。

エコノミーの席ですがいいですか?と聞かれる。勿論いい。隣が空席なら足が伸ばせるし、フライトはぐっと楽になる。パッキングは下手でも、やっぱり段々旅上手になってきた?

ところがそれが違ったんですね。今回の座席41Dは壁のすぐ前の席なので、座席のリクライニングが殆どなかった。重大なポイントを見過ごしたわけだ。

旅慣れている人はこのサイトを見て座席の良し悪しを確認する
赤は危険!危険!その席あかん!
黄は要注意!
緑は良い席
友人Hに言われそうだ。『文句の多いオバはんやな!』

はい、その通りです。