2014年10月21日火曜日

ショットグラス

明日の朝8時半に家を出てサンフランシスコ空港に向かう。前回帰った時はまだ父がしっかりしていたなあ、と思う。変なことを言う日もあったし、孫のことを思い出せないこともあった。それでも、まだまだ思い出話もできたし、わいわい広場では一応先生の話も理解できていた。

サンフランシスコ空港
最近父は傾眠が多くなった。ホームの看護師から森先生に電話で相談したもらった。先生によると傾眠が多くなったということは、精神が安定しているということらしい。だが微熱は続いている。だから今日はまた病院で血液検査などをした。結果は良好。もう大丈夫ということだ。

でも、突然の認知症の進行の説明は誰もしてくれない。森先生に直接診察してもらうしかない。今の父の状態では寝転べる車椅子に座り、大きな車で運んでもらうしかないだろう。

今心配なのは転倒すること
姉によると父はもう別人だということ。写真を見ても以前の父の眼の光がない。そういう父の姿を見るのは本当に悲しい。が、父自身は楽になってきたのではないだろうか。父はいつも不安を抱えていた。眼が痛い、皮膚が痒い、便秘する、などなどいつも身体の不調を訴えていた。

別人になった父を見るのは悲しいが、父は楽しい気分でいると思えばいいのだ。

それにしても10月の始めには、普通に話してお別れをしてこちらに帰って来た。微熱が始まった途端父は激変した。一体どうなっているのだろう。毎日父を訪ねて話をしてあげたら、少しは巻き戻せるのだろうか。どうにか巻き戻したい。

空港のお土産屋さんでいつも買っていたのは
父のショットグラス

もう二度とこのお店には入りたくない