2014年5月10日土曜日

なんとなく不幸

カリフォルニアは今500年に一度の干ばつと言われ、雨が降らない。なのに1ヶ月以上お水を全くやっていない我が家の裏庭の植物はちゃんと育ち、花を咲かせていた。いじらしい奴らだ。



葡萄もあっという間に葉をつけて伸び放題になっていた。これはいずれ切ってしまうので、小さい方の葡萄の蔓がうまく柱にからまっていくように、工事用のテープで留めた。これでうまくいくのだろうか。



昨日家に帰って来て以来なんとなく不幸だ。というのは、日本に行く直前に業者に塗ってもらった階段の手すりが気に入らないからだ。光り方といい色の具合といいものすごく安物っぽく見える。

こういう色が昔から好きだった
そもそも一番好きだったのは白っぽいフローリングだったのだ。それが最近の流行の黒っぽいフローリングに惑わされてしまった。白っぽい床は少し高めの木にしないと質感が余り良くない、と感じたのも黒っぽいのを選んだ理由の一つだ。もっと探せば白っぽい木でも余り高くない値段のものがあったのではないか。多分あったのだろう。

しかし、もうフローリング工事はすんでしまった。確か全部で1万8千㌦(180万円)ぐらいだったはずだ。階段の手すりが1200㌦(12万円)だったと思う。キッチンのキャビネットも塗り替えるか新しいものにする予定で、それに合うと思った照明も買った。これが800㌦ぐらいだったような。つまり全部でちょうど200万円使ったわけだ。

が、この200万円は価値のある費用だったように思えない。リフォームはアメリカでも日本でも高くつくので、200万円は決して高い金額ではないのかもしれない。もし満足のいく出来ならば。

が、これで良かったのだろうか、以前より悪くなったのではないだろうか、と思い始めるととんでもない金額だ。最初からデザイナーに頼んだ方が良かったのではないだろうか。とクヨクヨ考える。

リフォームは本当にむずかしい。

いっそのこと和風にするとか?
⇧ 龍安寺