2014年4月22日火曜日

風船バレーボール

火曜日はわいわい広場の日。どんなイベントにも参加するのを億劫がる父が、これだけは唯一喜んで行く。その前に歯科医の診察があったので、父を連れて行く。順番が来るまでうるさくうるさく言う父のことを知っているスタッフが、父を一番に診てもらえるよう計らってくれる。それでも5分待った時点で、父は自分が待っていることを歯科医は知らないのではないか、どうしてこんなに待つのか、とやいやい言い始める。

ホームまでの道
これ桜?
父が待たなくてもいいように一番に診察してもらう予定だということ、そういう便宜を図ってもらっているのに、それでも5分が待てない父はわがままだ、ということを指摘した。こういう父が本当に恥ずかしい。

父は『それは存ぜぬとはいえ、失礼致しました。』と言う。診察が始まると、今度は歯科医に必要以上におもねる。どうして父はこんなに性格が悪いのか、といやになる。


わいわい広場は風船バレーボールだった。年を取っても皆こういう球技は大好きで、皆笑顔になる。研修に来ていた将来の介護士さんたちが参加しているのを見て、やはり愛嬌があって明るい介護士さんはいいなあ、と思う。明るい人には高齢者も取っ付きやすいと感じるようだ。人間はどんな状況においても愛嬌が必要なんだなあ。


しかし父は臭い。車椅子を押していても頭が臭い。お風呂に最後に入ったのはいつだろう。週2回のお風呂にも、父は風邪をひくから入らないと断っているらしい。今日こそは絶対入らせないといけない。わいわいが終わったのが11時。お風呂は1時半から。

京都駅に行って時間を潰したあと、1時前にホームに戻った。伊勢丹で買って来た生八ッ橋にあんこの入った『おたべ』を父にあげる。父が喜んでおたべを食べているうちに1時半になった。帰ろうとすると、父はお風呂が終わるまでいてくれ、自分の顔を見てから帰ってくれ、と何度も何度も言う。それが『もうちょっとおってくれえ。お風呂から帰った時に顔だけ見せてくれえ。それぐらいしてくれんか。』とだだをこねるような言い方をするのが本当に苛つく。

父の部屋の冷蔵庫の
霜取りをした
腹が立って仕方ないが、これで帰ると父はスタッフに『娘に電話してくれ。』と言いに行き、忙しいスタッフを困らせるのが目に見える。仕方ない。また40分間待つ事になってしまった。

やっと戻って来た父に、さあ帰ります、と声をかけると今度は不安なのでもうちょっといてほしい、とまただだをこねるような言い方が始まる。本当にこの父の言い方にはイライラする。この時点で帰るとまた不穏になってスタッフを患わせて娘に電話しろ、となる。我慢してあと15分はいないといけない。

こういう時仏の顔ができない。本当に苛つく。父は人を苛つかせる才能を持っている。

お昼に京都駅アンデルセンで食べた
クラブサンドとカプチーノ
最近いつもお腹がすいている
育ち盛りなのか?