2013年12月5日木曜日

栗きんとん羊羹

忙しかった日。

まずアプを散歩に連れて行く。落ち葉が保護色のようだ。


10時に家を出て父のホームまで歩く。今日は父を眼科医に連れて行く日。12時前に着いたら、大混雑。20人は待っているということで、受付で40分か50分後に来てください、その時まだ順番は来ていないかもしれませんが、ということ。


父を連れての50分は長い。果たして父は暑い、寒い、2階は暑いので1階で時間をつぶしたい、と言いながらも寒い、寒いと言い始める。一体どっちなんだ!と怒り指数が80ぐらいまで上がる。


ジャケットを着させて、フードコートに行ってお昼ご飯を食べようと誘っても、下に降りて食べ物を買うと言う。車椅子を押して歩いた末、結局フードコートで食べることになった。カレーを食べる?と聞くと、嬉しそうに食べたいということ。が、少し食べただけで詰まりそうなので、やめておくとスプーンを置く父。


父がカレーを食べている間に、マクドナルドでカプチーノを買うことにした。が、いつランチを食べられるかどうかわからないので、食べ物も買う。数年ぶりのマクドナルド。テリヤキバーガーなるものと、アイスコーヒーにする。ポテトをつけると390円です、セット価格の方が安いです、と言われ仕方なくもらって5本ほど食べた。父も少し食べる。


父は早く眼科に帰らないと順番が来るのではないか、と時計ばかり見る。が、まだまだ時間はたっぷりある。好物のソフトクリームを買ってあげる。

それにしても待合室でも順番を確認してくれ、暑い、寒い、と父はうるさい。どうして他の高齢者のようにじっと静かに待つことができないのか。そもそも9月に検診したばかりで、どうしてまた診察が必要なのか。





体力を消耗する眼科だったが3時前に帰宅し、東京に送る宅配便の集荷を待つ。今回は3週間後にまた日本に戻って来ることになっているので、荷物は少ない。お菓子が殆どだ。


この前父の戦友からお歳暮があった。厳密に言えば戦友は亡くなってしまって、そのご家族からのお歳暮だ。化粧箱には『安曇野美し』というラベルが貼ってある。まる山菓子舗という会社のものだ。中には渦巻きになった緑色の棹状の和菓子、お芋の味のお饅頭、そして栗きんとん羊羹が入っていた。

どれもおいしかったが、最後に食べた栗きんとん羊羹がとびっきりおいしい。なにしろ栗きんとん部分がおいしい上、外の羊羹も程よい甘さで上品だ。取り憑かれてしまった。

つい数年前までおいしい食べ物への執着はなかった。何かが食べたいということもなかった。それは周知の事実だった。なのに、最近のこの執着はどうだろう。どうしてもこの栗きんとん羊羹をもっと食べたいと、切実に思う。

ホームページを調べてみたが、今はつながらない状態だ。先週本店に電話してみた。まず緑色の棹状の和菓子は『八面大王』。お芋が『ふくふく芋』。栗きんとん羊羹は1785円。後日改めて電話注文して送ってもらいます、と電話を切った。数はいくつにするか。どれもおいしかったので、いくつも注文したい。が、中性脂肪が上がるのも怖いので、我慢すべきだろう。

こうした頂き物で病み付きになる食べ物はある。以前名古屋の知り合いからいただいた『白木』のあられもその一つだ。

京都からのお土産にあげたいものはダントツが出町ふたばの豆餅だ。が、これはその日のうちに食べないとおいしくない。

ふたば 豆餅
5日ほど日持ちするものなら『阿闍梨餅』。わらび餅なら洛匠の草わらび餅だ。

洛匠 わらび餅

が、ふと気がついた。栗きんとんは季節のものだから年末に行った時にはもうないだろう。愕然とした。まだ今日届いたものも食べる前から、次に注文する時のことを考えて一喜一憂している。

結局年を取ると色気よりも食い気になるということなのか。

考えたくない・・・