2013年10月22日火曜日

淀屋橋

朝10時からのわいわい広場。もうすぐ帰国するので今回最後のわいわいだ。早くから行って父を車椅子に載せて広場に向かう。今日は運動と頭の体操だそうで、父の大好きなものばかり。


まずは手足の運動。車椅子で行ったくせに、父の足はつま先までピンと立って、先生にほめられる。まるでバレリーナのように上がる。後ろ姿しか見えないが、父が得意満面なのが見えるようだ。

その後は先生が最初の文字を示すので、その文字で始まる言葉を言うゲーム。女性たちからは食べ物の言葉が多い。父がやはりダントツで多くの言葉を言う。『お』で始まる言葉、と先生がカードを見せる。父がすかさず『女』と言う。何故『男』ではないのか・・・


父が『お前』と続ける。女性から『おでん』が出る。父が『俺』と言う。女性が『おみなえし』と言う。また父が『女』と言う。女性数人が『おでん』『お箸』『おこし』、父がそこで『おきゃん』と言えば、女性から『おせんべい』『おでん』とまた出る。父が『おねしょ』と言った時点で次の言葉に移る。

『め』で始まる言葉は『麺』『めだか』『飯』『目薬』『眼医者』と出たあと、父が『メール』『恵み』で終える。こうして言葉はどんどん出るのだが、父は何度も自分が言った言葉を繰り返す。が、自信満々な声で広場を席巻しているという感じ。毎回『謙虚ではない父の態度は人から好かれる人間性ではないなあ。』とつくづく思う。

あとで気がついたが、女性の数人からは次々と言葉が出て来るのだが、男性の中で言葉が出て来るのは父一人だったのだ。

来年の今頃父は全く違う人間だろう。言葉は殆ど出ず、ただただ俯いているだけの父の姿が想像できる。

さて、わいわい広場から父を部屋に連れて帰ったあと、大阪の淀屋橋まで行くことにした。ホームから歩いて京阪電車に乗り特急に乗り換えると40分ぐらいで着く。

ホーム最寄りの駅から各停に乗る

中書島で特急に乗り換え

木津川を渡るところ
外の景色はのどかな田園

淀屋橋Odonaに行く地下道
Odonaビルにはレストランやブティックが多く入っている

このカレー屋さんはいつも行列ができている

目当てのお店に行くのに一度Odonaの2階に上がる
2階から外を見てやっとどちらの方角に行くのかわかる

淀屋橋のオフィス街
ビジネスマンを見るとなんだか緊張する
今日も世間では皆仕事をしているんだなあ

美々卯本店

レディースランチ
小鉢4つと栗ごはんとおそば

この豪華さ
これで980円

目指すお店
このために京都からわざわざ来たんです

ドトールのカプチーノを飲みながら帰る

帰り道もう一度父のホームに寄る。ちょうどヘルパーのMさんが来てくれた。Mさんにあとを頼んで帰る事にした。疲れた。今日の交通費は1000円ちょっと。そこまでしてどうしても行きたかったお店は・・・

パン屋さんでした。土曜日に淀屋橋に行った時買ったパンが余りにもおいしくて、また買いに行った。全て全粒粉。が、高い。でもこのアンパンのとりこになってしまった。甘みの抑えてある黒ごまアンパン。

実はアンパン1個は帰りの電車の中で食べたのでした