2018年1月14日日曜日

老後の拠点2 村

It takes a village to raise a child.ということわざがある。つまり子供を育てるには村(コミュニティー)全体(村人)が関わる必要がある、そうしてやっと子供が一人前に育つという意味だ。

ヒロの育児に関して次男とマリーはやはり第一子だけにとても神経質だ。横で見ているだけで疲れる。新生児の頃は手がかからなかったヒロも、今ではかすかな音にも敏感だしお昼寝からは15分で起きてしまう。次のお昼寝まで次男、マリー、夫、私と交代で遊んで、眠くて悲鳴をあげるヒロを抱っこして30分ほど揺らしたあとやっと寝させる。

早朝の育児は仕事に行く前の次男担当

次男は、ヒロが夜なかなか寝つかないと対処法をオンラインで調べては試す。何もかもを一旦オンラインで調べて、ああでもないこうでもない、と二人で議論しているのだ。生後○○週はどういう問題がありうる、それに対処するには・・・などと調べてその通りにしようとする二人を見ていると呆れる。

誰かがそばにいないと寝なくなったヒロ

夜なかなか寝付かない赤ん坊(ヒロ)でもベビーベッドに入れて泣かせれば、1週間たたないうちにちゃんと寝付くようになる、と二人がリサーチして答えを出す。泣きわめくヒロをベビーベッドに入れる。3時間ノンストップで泣くヒロがかわいそうと、息を止めてモニターを見ながら泣く二人。でも、これが一番いい方法らしいから、と言いながらオンラインの子育てアドバイス通りにしようとする二人を見るとため息が出る。

泣き叫ぶヒロをモニターで見守る二人

私は口出しをしたくないから何も言わないが、百人の赤ん坊がいれば百の育児法があるのになあ、と呆れながらも手助けを要請されるとやはり手伝ってしまう。

マリーの産休と次男の育休のギャップの2日間、二人が仕事に行っている間夫と二人で育児したのだがもう私に育児は無理だ、とつくづく感じた。ヒロはあまりにも重くて抱っこして歩くだけでクタクタになってしまう。それにやはり自分の家ではないし気を使う。

最近は長男とサキも1週間単位で泊まり込んで手伝っているらしい。つまり6人からなる村でヒロを育てているわけだ。


ヒロに絵本を読む長男とサキ

私は日本から帰ってきたばかりなのに、もう日本に行きたくなっている。サンフランシスコにいても楽しいと感じなくなりつつある。京都や東京で朝起きたらモーニングを食べに行き、電車やバスに乗ってあちこちに行き散歩する、という生活が懐かしい。老後もしかしたら日本に住みたいかも、と思う気持ちが日に日に強くなってきている。子供達は子供達で家庭を持ち自立している(長男は近い将来)のだ。私たち夫婦はそこから遠く離れた日本に住む、という選択肢もありかもしれない、という気持ちは本物なんだろうか。

私はもう村を出たくなってきているのだろうか。

でもこの尻に愛着を持ち始めたのも確か

2018年1月7日日曜日

老後の拠点1 花のワルツ

社会人の1ヶ月の外出回数を調べたところ、20代が最も少なく70代を下回るそうだ。そして自分が『ひきこもり』と認識する人も20代は6割を超えるらしい。インターネットやスマホの普及で買い物などの多くのことが自宅で完結できるようになったためだろう、と分析されている。

実は私も『ひきこもり』なのだ。自宅にいると午後3時の時点で、歩数400歩という数字を見て驚くことが多い。なにしろキッチンとソファの往復しかしないのだから、どんなにコレステロール値を下げたいなどと言ってもむずかしいだろう。

ところが、日本に行くとひきこもりにならない。なにしろ楽しいことが多すぎる。

東京はどこを歩いても楽しい(桜田門)

一昨年までは介護のために日本に往復していたが、ほとんどひきこもり状態だった。外出しても父の介護のための力を残しておかないといけない、とすぐ帰って来ていたのだ。なのに、今は日本の魅力に改めて恋し始めた。おそらく子供がいるアメリカから離れるのは難しいだろうと思う。が、日本での老後もあるかも、と思い始めた。

丸の内にはクリスマスツリーが多く飾られていて綺麗だったが、
この飾り付けが一番好きだった
(法然院で気がついたが、なぜ最近写真を撮ると全て3度ほど曲がっているのか)

日本から帰国する前にクリスマスコンサートに行ったのだが、くるみ割り人形の『花のワルツ』を聴いていた時、突然涙が止まらなくなった。父との別れ、そして将来の家族との別れを考えてしまったのだ。

涙はいつまでも止まらなかった。

満席だったクリスマスコンサート

しかし、翌日ユナイテッド航空のフライトチェックインをした時にはもっと泣けた。

$149で買ったとほくそ笑んでいた座席アップグレード料金は
フライト当日には$109まで値下がりしていた

2018年1月3日水曜日

超悪玉コレステロール

あけましておめでとうございます。

皆様、今年の抱負は何ですか?

私はですね、コレステロール値をドバッと下げることです。

2018年新年家族パーティ

どうも私のコレステロール値は危険な域にあるらしいということに気がついた。姉からの情報によれば、超悪玉コレステロールというものがあり、正式名称はsd-LDL(small dense LDL:小型高密度LDL)コレステロールだそうだ。これは血管の内壁にへばりついて動脈硬化を起こし、ひいては心筋梗塞とか脳梗塞の原因になるらしい。170以上だと危険だそうなのに、私のはなんと180!

ちょっとビビっている。私の総コレステロール値260と言ったら新年会で長男婚約者サキ母に『エエエエエ〜〜!!』と驚かれた。そうなのか、そんなに大変な数値なのか。



考えてみると日本では食べ続けて毎日お腹いっぱいの状態だった。毎日モーニングに行っては甘いパンを食べまくっていた。


三条通文化博物館の前にあるPAULのモーニング540円
ランチには、植物園の隣にあるインザグリーンのポークチョップランチなど平気で食べていたのだ。

植物園を見ながらのランチは1000円ぐらい

どうもこういう食生活と動かないという生活習慣により中性脂肪が激増し、100近くあったHDLが79まで減り、コレステロール値は260前後になったらしい。このままでは動脈硬化、脳梗塞、心筋梗塞を発症するだろう。

とにかく今年の目標はLDLと中性脂肪値を下げる、ということ。新年のパーティもお刺身中心にした。

食べ物を見てヨダレをこぼすマゴ


食べ物の匂いに陶酔してヨダレをこぼすネコ

2017年12月22日金曜日

日本に永住?

京都も改めていいなあと思ったが、東京もすご過ぎませんか?

浜松町WTC展望台からの景色その1・スカイツリー(どこかに見えるはず)

その2・東京タワー

その3(左上部分に作業する人が見えますか?)

その4・旧芝離宮と浜離宮

お気に入りの東京駅舎

ステーキランチ1500円チップなし!

東大寺門前ゐざさ屋お弁当1000円、充実

羽田空港のランチは胡椒とドレッシングがおいしかった

銀座にあるホテルの朝食ビュッフェがすばらしい

丸の内のライトアップにため息

同じく丸の内の赤いライトアップ(少し紅葉も残っていた)

国立西洋美術館の北斎とジャポニズム企画展が素晴らしかった
これは常設展、企画展の方はすごい人混みだった!
湘南までちょっと足を伸ばせば、こういうひなびた茅葺の山門もあるし

日本に永住できるのではないだろうか、と思い始めた滞在だった。このことについてはまた詳しく書きたい。

それにしても今回の日本の一番の思い出はこれ。毎晩1時までした刺繍。それでも終えられなかった。

ほどいてやり直しの方が多かったし

2017年12月17日日曜日

クリスマスストッキング

日本で何をしているかと言えば、せっせと刺繍をしているんである。

これにはわけがある。

10月末に姑と小姑2人がコロラドからヒロに会いに来た。その折こういう会話があった。

姑:ヒロちゃんはクリスマスストッキングを持ってるの?
  持ってないならばあちゃんがパッチワークで作ってあげるよ。
マリー:わああ〜、素敵!ところで私も持ってないんだけど・・・
姑:じゃあ、ばあちゃんがあんたの分も作ってあげるよ。
マリー:やったぁ!(次男の方を向いて)あなたもばあちゃんにお揃いで作ってもらったら?

ちょっと待った。それは困る。次男のは25年ほど前に、私が膨大な時間をかけて作ったのだ。ばあちゃんに新しいのを作ってもらって、3人でお揃いの新しいパッチワークストッキングを吊るすのか?

次男のストッキングを作る時、あまりの複雑さに何度もくじけそうになった。長男のは比較的シンプルで(今写真がないのだが)、しかし初めての刺繍に苦労したものだ。次男のを作るのに一体何時間費やしたか覚えていないが、長男のものより数十時間(と感じた)は長くかかったはずだ。



小さい時長男と次男はそれぞれ自分のストッキングをを見ながら争ったものだ。ママがストッキングを作るのにかけた時間は、自分の方のがもっと長い!!とお互いに主張するのだ。その思い出のストッキングをしまいこんでしまって、姑の作ったストッキングを3人でツリーに吊るすのか?

それもいいかもしれない。次男も新しい家庭を持つのだ。3人で新たなスタートを切ればいい。

な〜んてことは思えない。姑に負けてたまるか!

ということで、日本ではまずヒロのストッキング作り、追い込みをかけています。

赤→赤い部分を間違ってグリーンで刺繍してしまった、やり直し
緑→一段間違ってしまったがやり直しは面倒、空白をどう埋めるか
青→糸が複雑にからんでしまったので、ほどくのに1時間かかった

ほとんどの時間は老眼鏡を探すのに費やされている。ような気もする・・・

2017年12月15日金曜日

日々後悔

日本での生活があと1週間で終わる。楽しい日々が終わる。

カリフォルニアにいる間はよく働いた。代講をしていない時は、息子夫婦の子守りを手伝い、疲れが極限状態になっていた(いつもながら大げさ)。友人に会うと『なんだか疲れてるね〜。』と言われるほど顔に出ていた。

今は美味しいものを食べてゆっくりしたい。クリスマスイブに帰国した途端、その午後はクリスマスパーティを開き、1月からはまた子守りを手伝う。マリーが産休を終え仕事に復帰する。その前に1週間は家で仕事をするのだが、その間の子守りは全面的に私に降りかかってくる。家で仕事なんて赤ん坊がいてできるもんじゃない。授乳以外は全て私がすることになりそうだ。

1週間の家での仕事期間が終わったら、次は次男が4月までの育休第二部(第一部はヒロが産まれた後6週間取った)に突入する。これは完全にお休みなので次男が子守りをすることになり、私は時々手伝ってあげるぐらいで大丈夫だろう。

ヒロは『いないいないバー」に声をあげて笑うようになり、毎日Google Photoの共有アルバムに写真が10枚平均追加されていく。ヒロを見つめる次男の眼差しに涙する。が、このヒロの写真を見て、アッと目を見張った。

みなさま、このヒロの写真で何かお気づきの点がありますか?



そう、ヒロは歯が生え始めている!

次男に指摘すると、そうかあ、昨夜泣き叫んで寝付かせるのが大変だったのはそれが理由なのかぁ、という返事だった。そういえば長男も次男も3ヶ月で歯が生え始めたのだった。

冷蔵庫に入れて冷やしたタオルを噛ませるように提案したあと少し暗い気分になる。あ〜、カリフォルニアに帰ったら、泣き叫ぶヒロに対処しようとする次男たちをノンストップで手伝ってしまうのだろうな。それが私なのだ。見ると手助けしないではいられない。だから、両親の介護でも自分の首を締めてしまったのだ。手を抜くということができない。

これは父の気質を受け継いでいる。父は何かをしたあと『自分のしたことの何が悪かったのか。』とクヨクヨ悩む人だった。そのことを日々何かを反省している、と言葉に置き換えて自慢する父がいやだった。なのにそんな父に私は似ている。何かを後悔することが多い。

水曜日の後悔

木曜日の後悔

2017年12月13日水曜日

萌え

父がいなくなった京都の街は悲しすぎる。もう二度と来ない、と思っていたのに京都がどんどん好きになる。

土日に最後の観光をして、

この冬3度目の法然院
人がいる山門も味がある

高台寺前から法観寺五重塔と京都タワーを見る

高台寺ライトアップ最終日

やはり三千院が好みと改めて認識

わらべ地蔵四尊見えますか?

わらべ地蔵はヒロ(10キロ近し、坊主頭)に似ている

アプのお見送りを受けて、


体重はヒロの3分の1以下
背中の毛が白くなってきた4歳のアプ

京都の良さを再認識しながら、最後はやはり拝観料無料の東本願寺で締めた。

修復の終わった本堂

東本願寺には素敵な根っこはなかったが、新たな『萌え』ポイントを見つける。